税理士法人 吉田会計


吉田会計ブログ > 不動産 保有しておくべきか否か

不動産 保有しておくべきか否か

朝晩めっきり寒く、冬の到来がすぐそこまでという時期になってきました。
全国的に土地の価格が更に下落しているようです。
自宅以外の土地を保有している方もいらっしゃると思いますが、どのように管理されているでしょうか?
①相続で取得したもの
②子供が独立した場合の住まいのため取得
③貸付けて不動産所得を得る為に取得
その方によって様々な保有の事情があるかと思います。
③の場合は既に活用していると思いますが、②などは親の思惑通りにならず将来的にも使用する予定がないケースが案外多いのでは。
また①の場合も運用するなどは面倒なので、そのまま手付かずというケースもあると思います。
この①や②の土地は、固定資産税を払い続けるだけの「遊休不動産」です。
税負担をなくす為にも売却したいところですが、②の土地は地価が下落している為に「売却損」となる公算大です。価格がもっと下がるのか、回復するのか、経済が不安定な今、非常に悩む問題です。
この問題は株式を保有している場合にも当てはまりますが、違うのは「固定資産税」の支払があることです。あれこれ考えている間も維持費はかかってしまうという、厄介な代物です。
また、いざ売却しようと決断しても、素人にはそう簡単に手続きが出来ないこともネックとなります。
多くの場合不動産業者を通じて行うことになりますが、間に入る人が多ければそれだけ費用もかかります。更にそもそも売れるかどうかも怪しい経済情勢です。
そしていよいよ売却が決まっても、その後は「確定申告」が待っています。
不動産譲渡(売却)の確定申告については、少し複雑ですので次回パターン別に紹介したいと思います。

コメント&トラックバック(0)

カテゴリー:勝海