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任天堂“驚き”を生む方程式(2)

 今日は暑い1日でしたね。
 明日は立秋ですが、やっと夏らしくなってきたというところでしょうか。
 ……とは言っても、明日の新潟の天気は雨の予定になっていたりするんですけどね。

 携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」と言ったら、有名なゲーム機ですよね。
 ちなみに、私も持っています。
 今日は、約3年間任天堂関連の取材活動を続けた井上理さんが書かれた「任天堂“驚き”を生む方程式」について少しずつ分けて紹介をします。


←2006年3月2日に発売した、1番最初のDS light
★禁欲の経営
 任天堂の成功は、競争が激化する一方のゲーム業界にあって、任天堂はゲームをしない普通の人をターゲットに、競争のない“ブルーオーシャン”に出たことが要因だと分析されています。
 ゲーム離れを食い止め、ゲーム人口を拡大すること、そのために、どうしたらゲーム機が家族全員に関係のあるものになるかということを愚直に追求すること、それを正しいと思い実行してきました。
 そのため、予想を上回る結果が出たとしても、それに慢心したり、戦略を変更したりすることはありません。
 任天堂の専務・宮本さんは、何年かかろうと納得のできる状態まで作品を磨きこむ方です。
 その精神が世に質の高いソフトを送り続ける体制を築いてきたのです。
 たとえば、ゲームをやらないような方々にコントローラーを握らせて、その動きを後ろから見つめて改善点を次々と浮き彫りにしたり。
 最後の作り込みや調整に忙しい時期であっも、内容の変更を命じるのです。仕上げの期限が迫る中、開発チームにとってはまさに「悪夢」です。
 宮本さんは、どれだけ世界中で評価されようが、実績を作ろうが、独りよがりにはならず、「普通の人」がわからないのは自分が間違っているからだと修正を行い、また、納得のできないものを世に出すことに耐えられないのです。
 「相手の立場に立って考えなさい。」と小さい頃から良く言われてきました。
 自分が嫌だなぁと思えば相手も嫌なので、自分はしないようにしよう。とか、自分がされて嬉しいことは相手も嬉しいことなので、自分もしよう。とか。
 私生活でも仕事でも、「どうして分かってくれないのか」と思ったときに、「自分の考え方や説明の仕方にも何かあったのかもしれない」と視点を変える気持ちも大切なのかもしれません。

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カテゴリー:立川

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