Hot Pepper ミラクル・ストーリー(完)

2009.07.21 17:29

　明日はいよいよ皆既日食ですね。
　お天気は生憎の曇りになっていますが、46年ぶりともなると（晴れてほしいな）と思います。
　「Hot Pepper(ホット・ペッパー)」と言ったら、クーポンマガジンとして有名ですね。
　今日は、ホット・ペッパー事業部長に就任した平尾勇司さんが書かれた「Hot Pepper ミラクル・ストーリー」を少しずつ分けて紹介をします。

　最後に、発行者側の事業成功の秘訣について見ていきます。
　成功の秘訣。
　それは、誰もが考えることですが、それを実行し成功することはとても難しいことです。
★発行者・事業の「ホット・ペッパー」成功の要因編
◎念仏を決める
　「コア商圏・飲食・居酒屋・1/9・3回連続受注・20件訪問・インデックス営業」
　　これが「ホット・ペッパー」の念仏です。
　「人通りが多く飲食店が集中する中心地を営業活動のコア商圏として設定し、飲食店の中でも居酒屋　　にフォーカスして訪問する。情報量を確保できる9分の1のスペースの公告を3ヶ月連続＝3回連続セ　　ットで受注する。そのために1日20県を営業訪問する」
　　ということが戦略となっています。
　　各自がこの念仏を唱え、自分の行動がその行動基準から外れていないかを、日々確認しています。
　　小学生の頃、「あいさつは大きな声で」「5分前行動」などなど朝礼のときに皆で読んだことを思い出しましたが、これは皆で成功を実現するための先生方の戦略だったのかもしれませんね。
◎血流を良くする
　　「ホット・ペッパー」の会議態は「版元長会議」「スタッフ会議」「全国各地のミーティング」の　3つしかありません。
　　会議終了後は、レジュメにまとめられたメールがメンバー全員に翌日配信されます。
　　その内容は、誰が何を言ったのか、あたかも会議の実況中継のようにまとめられています。
　　これで組織が停滞するときによく聞く「なんで伝わらないんだ！」「聞いてないよ！」という台詞を聞くことはなくなります。
　　人数の少ない所はもちろん、多い所も情報の伝達はとても大切です。
　　情報が伝わらないということは企業内部がバラバラになってしまう要因にもなりかねません。
　まだまだたくさんのことが書かれていますが、抜粋して紹介させていただきました。
　この本だけを読んでも、成功をすることはとても大変なことです。
　成功の秘訣を考えても、実行することは更に大変なことです。
　いろいろな本を読むことで、自分達の企業の良いところ・悪いところが見つかるかもしれません。
　また、合った成功の秘訣が見つかるかもしれません。
　本を読むことは大変なことですが、難しそうな本でも、身近なことや興味のあることが書かれている本から読んでみてはいかがでしょうか。
　そして、少しでも景気の回復に役立てもらえたらと思います。

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