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任天堂“驚き”を生む方程式(完)

やっと夏らしい気温になりましたね。
 気温は高いのですが湿度が少し低いので、ジメジメしていない分過ごしやすいです。

 携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」と言ったら、有名なゲーム機ですよね。
 ちなみに、私も持っています。
 今日は、約3年間任天堂関連の取材活動を続けた井上理さんが書かれた「任天堂“驚き”を生む方程式」について少しずつ分けて紹介をします。


★「ソフト体質」で生き残る
 後継となった岩田さんはにとって産業とは、「ハード」と「ソフト」の2つに大別されます。
 自動車、造船、家電などのモノ作りの企業はハードの会社。このカテゴリーにいる会社は、より良いモノを安く作ることが至上命題です。
 しかし、娯楽産業は、人が生きるために必要なモノを扱うわけではないので、喜びや驚きがないと見向きもされません。
 娯楽産業は洗練されたソフトを生み出す体質ーソフト体質が優先されると考えています。
 娯楽に徹せよ、独創的であれ、必需品と区別しろ……。そういった教えが任天堂の企業文化を醸成し、言葉で継がれています。
 なぜ社是や社訓、企業理念として明文化し、全社員と共有しないのか。
 1つは企業理念という言葉を嫌っているからですが、「社是、社訓がないことが任天堂イズム。社是、社訓の通りに動いていたら人々(お客さん)は飽きてしまうから」ということもあります。
 独創的であれと言われているのに、こうしなさいという文章を忠実に守ることはおかしい、ということです。
 先駆者の教えが継ぐものによって新たな解釈を生み、任天堂らしさは進化しています。
 しかし、基礎となる教えは継ぐ者の胸に深く刻まれ、保たれています。
 だから任天堂は、変化に対して柔軟に対応できるのに、芯はぶれないのです。
 以前「自分らしくいけたら良いですね」と言いましたが、実は独創的・自分らしく、そういったことが1番難しいんですよね。
 最初は真似をして、それから自分のやり方を探していけたら良いですね。 

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カテゴリー:立川

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