吉田会計ブログ > 知っておきたい取引先倒産対策2
立春ですが、またしても大雪になる様子です。
今回は取引先の信用が悪化してきた場合の対処について。
取引を続けるかどうかの判断をする
取引先に信用悪化の兆候が見られた場合、債権の保全策が充分に取れるかどうかが判断の分かれ目となります。
取引を打ち切った場合、当然売上が減るわけですが、現在の債権の回収見込みが立たなければ将来発生する債権の回収は当然見込めないわけです。
取引を継続する場合の注意点
1 債権額をこれ以上増やさない
2 支払時期や支払方法の変更を求める
3 出来るだけ担保をとるようにする
4 長期滞留債権がある場合、新たな取引とは切り離し、支払合意書を締結する
全て出来れば理想的ですが、中小下請けの製造業などは難しいかもしれません。
皆さん、逆に打ち切られる側に回らないよう必死に努力しておられると思います。
ただ、前述したように売上の減少にばかり考えがいっていると、正しい判断が出来ないと思います。
一方、取引を打ち切る場合は契約がどうなっているかも含め対処する必要がありますので、次回説明します。
カテゴリー:勝海
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